仕事を通して人間的に成長する生き方― 人生は「ありがとう」を集める旅路 ―

こんにちは。経営コンサルタントの山口明男です。
前回に引き続き、林真理子著『野心のすすめ』(講談社現代新書)を読んで
学んだことをご紹介いたします。
今回のテーマは、**「仕事を通して人間的に成長する生き方」**です。
人間を成長させてくれるものは「仕事」
人間が成長するために、何といっても大切なのは「仕事」ではないでしょうか。
仕事をしていると、楽しいことばかりではありません。
嫌なことにも耐え、時には我慢をし、他人と折り合いをつけながら、
自分の考えを伝えていかなければなりません。
世の中には理不尽なこともあり、自分の思い通りになることなど、ほとんどありません。
それでも努力を続けなければならない。
私たちは社会で働くことを通して、そのことを学んでいるのだと思います。
そして、さまざまな試練に立ち向かい続けることで、
人間としての強さや、困難に耐える胆力が身についていくのではないでしょうか。
どのような仕事、どのような立場であっても、
「自分は人から必要とされている」と実感できることは、大きな喜びです。
私は、人間にとって大きな幸福の一つは、人から必要とされることだと思っています。
仕事によって心を高め、魂を磨く
稲盛和夫さんは、人生の目的は、
「心を高めること、魂を磨くこと」だと言われています。
そして、心を高め、人格を鍛えるための大切な方法は、
仕事を好きになり、一生懸命、精魂を込めて働くことだと説かれています。
私自身、この言葉には大変共感しています。
「この仕事が自分の天命だ」と思い込んだ
私は会計事務所で経営コンサルタントとして、65年間仕事を続けています。
昭和36年(1961年)、私が就職したのが会計事務所でした。
当時は、会計事務所がどんな仕事をするところなのか、ほとんど分かっていませんでした。
しかし、これから一生続ける仕事なら、
「この仕事をすることが、自分の天命だ」
「この仕事は、自分の大好きな仕事だ」
と、少々強引に自分に思い込ませました。
その結果、65年間、年中無休の気持ちで、今も楽しく仕事を続けています。
人生で、自分の好きなことを毎日続けられるほど幸せなことはありません。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があります。
仕事を好きになれば、もっと勉強したくなります。工夫したくなります。
そして仕事のレベルも自然と上がっていきます。
仕事とは「事に仕える」こと
「仕事」という字は、**「事に仕える」**と書きます。
仕事を通して、お客様や社会に仕える。
一生懸命に良い仕事をすれば、お客様に喜んでいただけます。
その「ありがとう」が、やがて売上となり、利益となって返ってきます。
良い仕事をすれば、お布施は後からついて来る。
利益は追いかけるのではなく、まず相手に喜んでいただく。
その結果として、利益は自然についてくるのではないでしょうか。
人生は「ありがとう」を集める旅路
私は、人生は「ありがとう」を集める旅路だと思っています。
そして「ありがとう」を最も多く集めることができるのが、仕事です。
レベルの高い「ありがとう」をいただくためには、
自分自身の人間性を高めていかなければなりません。
そのためには、仕事を通してさまざまなことに挑戦し、
試練や困難を乗り越え、自分自身を成長させていくことです。
仕事を好きになる。一生懸命、精魂を込めて働く。
学び続け、新しいことに挑戦する。そして、人に喜んでいただく。
その積み重ねによって、私たちは心を高め、魂を磨いていくことができるのだと思います。
これからも、「ありがとう」と言っていただける仕事を一つでも多く積み重ね、
そして仕事を通して、自分自身も成長し続けたいと思います。
仕事は、その「ありがとう」を通して自分の心を磨く道場なのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

写真は香り豊かな秋の味覚、マツタケです。
先月末に、割烹 真善美で早速いただきました。大変美味でした。 仕事を一生懸命仕事をした、ご褒美のマツタケです。 Photo by me
この記事の前編を読む →「神様に応援して頂ける生き方 ― 運は「寝て待つ」のではなく、「練って待つ」―」
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山口先生とご縁を頂いて、かれこれ30年になります。その間一回もぶれず、いつも同じ立ち位置で色々と教えていただきました。今までのご支援心から感謝してこれからも精進していきますので、どうぞよろしくお願いします🙇🤗