止まない雨はない――読書と成長の人生論
- 山口明男

- 4月6日
- 読了時間: 3分
こんにちは。経営コンサルタントの山口明男です。
あなたの人生を変えるのは、たった一冊の本かもしれません。
人は、学び続ける限り成長できます。
そして、その最良の手段が読書です。
今回ご紹介するのは、前回の「地域経済をテリトリーオから考える」で学んだ倉敷出身の、大原孫三郎が登場人物として描かれている、明治・大正時代の岡山・倉敷を舞台にした長編小説『晴れの日の木馬たち』です。
倉敷紡績で働く少女が文壇へと羽ばたいていく物語の中に、心に残る言葉があります。
この作品の中に、「日常の中に、物語の種は潜んでいる」とあります。人生も同じです。
≪ささやかな日常の中に物語の種は潜んでいる。それをみつけ出して芽吹かせ、枝葉を伸
ばしめ、花を咲かせる。≫
(原田マハ『晴れの日の木馬たち』新潮社、2025年 353頁)
また、大原孫三郎が主人公を励ました言葉として、次のように書かれています。
≪あなたには常に先へ進もうとする意志があり、進むべき道をみつけようとする意欲があ
った。新しく何かを始めることを恐れず、好奇心を持って挑み、着実に自分のものにして
いった。≫
(同 365頁)
私たちの身近な日常の中に、成長の種は必ず存在しています。
ただ、それに気づくかどうかは自分次第です。
大切なのは、問題意識です。そして好奇心です。
見つけた種は、行動によって育ちます。
挑戦すること。失敗を恐れないこと。そして続けること。
この積み重ねこそが、人生を変えていきます。
trial and error ――試行錯誤こそが成長の本質です。
また、この物語はもう一つ大切なことを教えてくれます。
作中、主人公が手紙に書いた言葉です。
≪私にとって、書くことは、生きること。書くことをやめないのは、生きることをやめな
いから。書くことをあきらめないのは、生きることをあきらめたくないから。≫
(同 366頁)
今されている仕事、天命ですよね。その仕事することは生きることです。
仕事をすることは命を使うこと。誰か、待ってくれている方のために命を使う。
生き続けること、仕事し続けること、「利他創喜」誰かのために、世のため、
人のため、喜んでいただきましょう! 心おきなく仕事しましょう!
児島虎次郎先生が主人公に送ったフランスのことわざ:励ましの言葉
≪Après la pluie, le beau temps.(雨のち晴れ)
人生、いいことばかりではない。土砂降りの日もあるでしょう。しかし、雨はいつか止
む。そして晴れの日が訪れるのです。だから急がず、焦らず、確実に、一歩一歩、進めば
いいのです。≫
(同 367頁)
挑戦と失敗は常にセットです。
しかしそれは失敗ではありません。
成長するための大切な一歩です。
失敗を責める必要も、落ち込む必要もありません。
それは神様からの成長の贈り物です。
止まない雨はありません。明けない夜もありません。
どうか安心して挑戦してください。
そして、一歩一歩確実に進んでいきましょう。
あなたの人生にも、必ず美しい花が咲きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今年も咲いた備前国総社宮の桜のように、人生もまた、必ず花開く時が訪れます。
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