仕事も家庭も「五つの経営感覚」で間違いなし
- 山口明男

- 2025年4月27日
- 読了時間: 3分
経営コンサルタントの山口明男です。
今回から、渋沢栄一著「論語講義」で、論語の生かし方を学びます。
まず、国を治める五つのことを説いています。
一国を治めるやり方。国は勿論大切ですが、我々経営者は会社を治めるやり方に生かして、論語から学ぶことが大切です。
子曰(しいわ)く、
千乗(せんじょう)の国(くに)を道(おさ)むるに、
事(こと)を敬(けい)して信(しん)じ、
用(よう)を節(せつ)して人(ひと)を愛(あい)し、
民(たみ)を使(つか)うに時(とき)をもってす。 学而(がくじ)
【一国を治めるには、いろいろな政治のやり方があるが、事の大小に関わらず、これを慎重にやることだ】
①人民に安心して政府を信頼させること
②公の費用は必要で、やむを得ないものだけに限定し、
③少しも無駄を出さず
④人民の財産をおかさず
⑤人民を親切にいたわること
人民に安心して政府を信頼させること。
今の日本、安心して政府を信頼できますか?
それを自社、自分に置き換えて考えてみましょう。
社員の皆様、社長を信頼して、安心して会社で活き活きと、楽しく、希望を持って働いてくれていますか?
そのための、経営者の姿勢を教えてくれています。
用を節して人を愛すること。
無駄なことをせず、控えめな行動や言葉でありながらも、心から人を大切にし、愛情や思いやりを持って接すること。控えめだけど深い愛情が根底にある人間関係。
謙譲の徳を忘れないこと。
自分を偉そうに見せず、他人を尊重し、礼儀を持って接することが美しい行いである。
如何でしょうか?分かっていて、知っていることですが、これを実践すれば、
「少しも無駄を出さず、」→ 無駄な経費も使わず
「人民の財産をおかさず」→ しっかり給与を支払い
「人民を親切にいたわる」→ 社員を大切にする
これで社長を信頼して、活き活きと、楽しく、希望を持って働いてくれますね。
経営の基本も次のように教えてくれています。
資金運用の秘訣「入るを、量りて、出ずるをなす」
〇入り = 収入
〇量りて = 測る、見積もる
〇出ずる = 支出する、お金を使うこと
〇なす = 行う、実行する
収入に見合った支出をすること、つまり収入を考慮して支出を計画する。
この簡単なこと、実行していますか?
稲盛和夫氏も「売上を極大に、経費を極小に」と言われています。
このことを具体的にして、実践することがポイントです。
「売上を極大に、経費を極小に」を基本に月次数値目標、その達成の行動計画を作り、それをベースに年間計画を作成し、毎月確実に実行し、翌月10日までに計画と実績の進行状況を確認、修正作業をする。
これを素直に、愚直に毎月必ず実践すれば、
「無駄を出さず」→ しっかり利益が出て
「人民を親切にいたわる」→ 社員満足
が出来ます。
年初の計画作成、毎月の行動、確認、修正の継続こそが会社、健全経営の原点です。
「用を節して人を愛し」「謙譲の徳を忘れず」「入るを、量りて、出ずるをなす」を実践すれば、会社も、家庭も「五つの経営感覚」で繁栄、幸せ、間違いなしですね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
おすすめ書籍:「論語」を生かす私の方法―渋沢栄一『論語講義』

岡山京橋近くのリビングストンデージーです。photo by me



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